2022年01月06日 12:36

キリンビールは、アルコールの有害摂取根絶(Zero Harmful Drinking)に向けた取り組みの一環として5月から、国内で販売する主なアルコール商品に含まれる純アルコール量の商品への表示を順次開始し、2023年末までの完了を目指す。

対象商品は、ビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル)及びRTD(Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料)の350ml缶、500ml缶。なお、純アルコール量の表示に加え、同社の適正飲酒に関するWebサイトへつながる短縮URL(tekiryo.jp)を併せて表示する。

キリングループでは、アルコール関連問題に真摯かつ適切に対応することは、アルコール飲料を製造・販売する企業としての社会的責任と考えている。今回純アルコール量の表示のみならず、適正飲酒に関するWebサイトの短縮URLも表示することで、顧客が適正な飲酒量と飲酒に関する正しい知識を深めて、自身で飲酒量をコントロールできるようにすることで、アルコールの有害摂取根絶につなげていく。

2010年にWHOで「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」が採択され、SDGsの健康分野でも目標の1つとして明記されるなど、アルコール関連問題は社会全体で協議しながら取り組むべきグローバルな課題となっている。また、国内では2021年3月にアルコール健康障害対策推進基本計画(第2期)が閣議決定され、アルコール関連問題への取り組みは加速している。キリングループはアルコールの有害摂取根絶に向けた取り組みを着実に進展させていく。

キリン