2022年01月05日 19:08

日本海老協会は、同協会参加企業の毎味水産及び大日本水産会と連携。2021年6月1日~10月31日に、約16万2000人の子どもたちに、国産クルマエビ約5400kg(=33万8000尾)を無償提供した。
本取組みは、在庫を抱えた漁業者(生産者)と、食事を楽しむ機会が減ってしまった子どもたちの両者を支援することを目指したもの。クルマエビは、同協会参加企業の中でも海老の加工技術に優れる毎味水産から配送。受入先の募集では、大日本水産会のネットワークを活用して、できるだけ多くの子どもたちが、美味しいクルマエビを体験できる機会が得られるようにした。また、受入先には、海老の食文化や漁獲・養殖等の生産活動の理解増進に資するパンフレットや、日本海老協会の「日本の海老食文化」のウエブページも紹介。
この食育活動は、ただ消費するのではなく、限りある海の資源を大切にしてフードロスを削減する大切さについて子どもたちが考える機会とすることを重視している。本取組は日本全国の約3万の小中学校、子ども食堂などを対象とした公募制。食育レポートの返送義務を課すことにより、「フードロス削減や食文化についての教育」に興味関心が高い校長や教諭からの応募がメインとなった。
クルマエビとともに、フードロス削減などの啓蒙コンテンツを適切な対象者に対して届けることができ、対象者の行動の変化について受入先からは「子どもたちにとってとても貴重な食育の機会となりました。」などの感想が寄せられた。