2022年01月05日 12:54

JAF(日本自動車連盟)は、レッカー車で二輪車をけん引できるアタッチメントを国内で初めて開発し、1月5日より順次全国で運用を開始する。

今回JAFが開発した「二輪アタッチメント」とは、通常、四輪車のみけん引可能なレッカー装置に装着し、今までけん引ができなかったバイク(二輪車)を安全に運ぶためのもの。構造的安全性が担保された装置の開発は日本初。JAF主力のサービスカーであるレッカー車で運ぶことができるため、顧客のもとへ迅速に到着することができる。なお、同アタッチメントはJAFのサービスカーのみが装備しているオリジナルの装置となり(実用新案登録済)、販売の予定はない。

レッカー車でバイクをけん引することは構造的に難しく、バイクを運ぶためには積載車などで現場に行く必要があり、現行のレッカー装置で倒れやすいバイクをけん引することはできなかった。今まで、バイクを運ぶことができる積載車・多目的車の合計は209台。そのため、ライダーのトラブル発生時、対応可能なサービスカー手配のため現場への到着に時間がかかっていた。しかし、今回開発した二輪アタッチメントを装着することで、レッカー車でバイクを運べなかった問題を解決。同アタッチメントを装着できるレッカー車が追加され合計523台になり、ツーリングや外出先でトラブルに遭ったライダーに今までよりも早く安心を届けられるようになる。

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