2021年12月27日 16:09

次世代のDXサービスを展開するリーガルテックは、ブロックチェーンPR動画付き真贋判定システム「HyperJ.ai」を、黒い宝石「吉川ナス」に導入する。

「吉川ナス」は、福井県鯖江市で作られ、「黒い宝石」とも呼ばれる丸ナスで、料亭やミシュランガイドに掲載されているレストランでも使われる高級食材。「鯖江市伝統野菜等栽培研究会」に所属する農家のみが生産し、厳しい出荷規格に基づいて、形・重さ・色等一つひとつ検査を受けて出荷される。平成28年には、その栽培技術や品質の高さ、地域や出荷先等からの評判、歴史等が高く評価され、伝統野菜としては全国初となる国の「地理的表示(GI)保護制度」の登録を受けた。

しかしこの「吉川ナス」、10数年前までは栽培農家がたった1件というところまで衰退し、一度は生産が途絶えかけた。それを農家有志らが再興し、現在では、年間約30000個出荷できるまで復活させて、伝統を守り続けている。今後もこの伝統を守り続けるため、次世代の技術と融合させることで、若い担い手たちにも吉川ナスを伝承していきたいと考え、世界初のブロックチェーンPR動画付き真贋判定システム「HyperJ.ai」が採用された。

HyperJコードをスマホで読み取ると、吉川ナスのPR動画やブロックチェーン証明書が表示される。ブランド野菜は模倣品や偽物が出回ることが多く、消費者に本物であることを証明することで、安心感を与え、ブランド力を高めるという効果がある。