2021年12月10日 15:56

大日本印刷(DNP)とDNPフォトイメージングジャパン(PIJ)は、スマートフォンで撮影した顔写真でも規格に沿った顔写真データを収集できる「DNP顔写真収集サービスwith Photo Entry」を開発し、12月10日に運用を開始する。
近年エンターテイメント業界で、顔認証ゲートやファンクラブ会員証、転売防止用の電子チケット等での顔写真の活用が増えているほか、社員証等のビジネス用途や教育分野でも顔写真の活用が広がっている。従来、こうした顔写真データを収集する際、生活者自身がスマートフォンで撮影した顔写真データを送信するといった方法で対応してきた。この場合、顔写真の品質やサイズにばらつきが多く、カード発行事務局の担当者が目視で確認する必要があった。この課題に対して今回、簡単トリミングやAIによる顔撮影アシスト等の機能を搭載した「Photo Entry」を活用して、高品質で均一な顔写真をリモートで集めることによって、事務局等の作業の効率化を図っていく。
事務局担当者等の運用上のメリットとしては、簡単トリミング機能や、「サングラス不可」等の条件を識別するAIによる顔撮影アシスト機能により、顔写真のピクセル数やサイズのほか、個々の規格にマッチした顔写真のデータを登録できる。顔写真データをクラウドサーバに自動リネーム登録することで、事務局担当者の手作業の負荷を大幅に軽減する。生活者のメリットとしては、いつでも、どこでも自身のスマートフォンで撮影した顔写真データを送信することが可能。専用アプリをダウンロードすることなく撮影ができる。