2021年12月09日 15:35

ライカジオシステムズは、建設用ロボティック・トータルステーションLeica iCON iCR70と、防水・防じんタブレット型パソコン「Leica iCON CC80」を採用したプレックスの最新事例を発表した。
プレックスは、低コスト、短工期で環境にやさしい住宅を追求している。工場で生産する高強度で精度もミリ単位と高品質で長寿命のプレキャスト基礎を開発。従来の現場打ち基礎工法では、多くの職人と2週間程度必要だった基礎作りを、プレキャスト基礎の現場設置わずか2時間という驚異的な時間短縮を可能にした。
そして、今回初導入したiCR70とCC80の特長を最大限に活かし、今まで2~3人で行っていた高い精度が必要となる墨出し作業を1人で実施可能に。墨出し作業の生産性は80 % 向上した。その結果、着工から上棟までわずか3日、完成まで30日以内という超短工期を実現した。
プレックスが活用しているiCR70は、プリズムありとプレズムなしの「ノンプリ」の両方で使える。そのため、1mm単位の精度が必要な時はプリズムを使用し、プリズム使用が難しい場合などはノンプリで効率的に作業を続行するなど、現場の規模や目的に応じて使い分けられる。また、CC80の画面上には、基礎などの3Dモデルと墨出しポイント、そして現在の位置が表示される。目的のポイントまでわかりやすく「ナビゲーション」してくれるので、誰でも間違わず、スピーディーに目的のポイントにたどり着くことが可能。詳しくはこちら。