2021年12月06日 12:01

岡山大学は、11月25日、SDGsと中小企業という視点から「ゼロから学べるSDGs活用セミナー~SDGsで中小企業経営はどう変わる?~」を独立行政法人中小基盤整備機構(中小機構)中国本部主催、岡山大学など後援のもとオンラインで開催した。

岡山大学はSDGsを大学法人経営の中心に置き、SDGs大学経営を実践している。中小機構が同学津島キャンパスに設置している「岡山大インキュベータ」があり、管理する中小機構中国本部と連携して、地域の中小企業支援だけではなく、産学共同・受託研究の推進や大学発ベンチャーを含めた起業活動などを推進している。

今回の講演は2部制で、第1部では一般財団法人南都経済研究所副主任研究員で中小企業診断士の太田宜志さんが「SDGsを経営にどう組み込んでいくべきか?~経営的メリットを徹底解説!~」と題して、SDGsを知るだけではなく、実際に中小企業の経営に活用する実践的な事例について、SDGsを初めて見聞きする人でもわかりやすく受け止められる内容で紹介した。

続いて第2部では日刊工業新聞取締役経理局長の拝原泰介さんが「SDGsに取り組む中小企業とその見方~大手、行政、マスコミはこう見ている~」と題して、日刊工業新聞社とSDGsの関わりから、SDGsが社会に浸透して行く中でのマスコミの動き、さらにSDGsに取り込む企業を取り上げるなかで見えてくる企業の価値の変化などについて実例をもとに紹介。セミナーでは質疑応答の場も設けられ、オンラインで参加した中小企業関係者をはじめとする多くの人々と活発な意見交換が行われた。

岡山大学SDGsホームページ