2021年12月03日 19:52

参天製薬は、瞳のうるおい度をセルフチェックできるスマートフォンアプリ「瞳うるるスキャン」(iOS版/Android版)の提供を開始した。
目の表面を覆っている涙の成分は水分だけではない。およそ1000分の7ミリの薄い涙の膜は、目の表面から「油層」「水/ムチン層」「膜型ムチン」の3層構造になっている。さまざまな疾患により、この3層のバランスが崩れる、つまり「涙が不安定な状態」になると、涙で均一に目の表面を覆うことができなくなる。涙の質が関与する疾患にドライアイがあるが、ある調査では「ドライアイは涙が不安定になる病気」という説明を正しいと回答した人は23.7%に留まる結果に。涙は量だけでなく質が重要であるにもかかわらず、涙の質の重要性を理解している人は少ないことが明らかになっている。このような現状に対し、アプリを通して多くの生活者に自身の涙に興味を持ち、状態を客観的かつ簡易的に知ることで積極的に涙ケアに取り組んでもらいたいという思いから、「瞳うるるスキャン」を開発した。
「瞳うるるスキャン」は、目の「乾き」や「疲れ」に関連の深い「瞳のうるおい不足」=涙の不安定性について知ってもらい、涙ケアを促すことを目的に作られたセルフチェックアプリ。スマートフォンで撮影した自身の目の表面に映った風景像の歪みや滲みをAIの画像認識技術で検出し、自分では知ることのできない瞳のうるおい度や、結果に応じた対処法を知ることができる。