2021年12月02日 15:48

「椿本チエイン」の産業用機械製品情報サイト「TT-net」に、SELFの開発したコミュニケーションAIが導入された。
TT-netでは掲載されている商品が多く、製品情報やコンテンツも多岐にわたる。そのためサイト訪問者にとっては、閲覧したいコンテンツや知りたい情報にたどり着くのが難しいという課題があった。今回の導入は、サイト訪問者のニーズを把握し、適したコンテンツへスムーズに誘導し、困りごとを解決することが目的。
まず、オリジナルAIキャラクター「椿りん」が、ユーザーのサイト訪問の目的を会話ウィジェット内で直接聞き出し、そこから目的に合わせ、最適な情報の提供を行う。例えば「商品を選びたい」場合、ドロップダウン形式により商品を選択し、そこから商品によって選び方を提案。すぐに希望の商品が見つからない場合でも様々な方法を提案し、ユーザーの目的達成や困りごと解決ができるまでしっかり寄り添う。商品数が多いことで複雑になっているサイトの使い方も、AIが使い方のフォローを入れることで、快適に使えるようにサポート。サポートが不要なページではサイズを自動で最小化するなど、UIも細部まで考慮されている。
また、再訪ユーザーが多いサイトのため、ユーザーのニーズや以前選んだ商品等、ユーザーに関わる属性要素を記憶し、再訪時にはその情報を活用した提案を行う。今後は会員連携も視野に入れ、よりユーザビリティの高い、長期的な顧客接点となるサイトを目指した開発を行っていく。