2021年11月22日 19:11

パイフォトニクスは、高輝度発光ダイオード(LED)と光学素子の組み合わせにより、視認性の高い点円環状の光パターンを形成する「ホロライト・ドットリング」を開発した。

本製品は、工場内のクレーン吊荷周囲の立入禁止ゾーンを円環状の光で明示する安全支援用注意喚起照明として12月1日から受注を開始。従来製品の「ホロライト・リング」と比較して5~10倍程度の明るさが得られるために、10mを超える高さのクレーンに対しても十分な視認性を得ることが可能になった。本製品は浜松市ファンドサポート事業成果の一つ。本製品は11月24日~26日に幕張メッセで開催される「鉄道技術展2021」にて展示する。

点円環型光パターン形成LED照明「ホロライト・ドットリング」は、遠方に視認性の高い複数の点で円環状の光を形成するLED照明。光パターンの大きさはS型(小)、M型(中)、L型(大)の3種類、照明色は赤色、緑色、青色の3種類を用意した。従来製品と比較して消費電力は約80%に低減、価格は2/3程度にコストダウンを実現している。

主な用途は、工場内のクレーン吊荷周囲の立入禁止ゾーンを明示する安全支援用注意喚起照明となり、11月1日に受注を開始した線十字型光パターン形成LED照明「ホロライト・ラインクロス」および、11月15日に受注を開始した直角型光パターン形成LED照明「ホロライト・アングル」、括弧型光パターン形成LED照明「ホロライト・ブラケット」など一連の製品化により、クレーンの高さや用途に応じて、最適な光パターンの選択が可能となった。