
微生物の活性によって土を発酵させる「八百結び農法(R)」は、ユナイテッドスマイルズが企画開発する、新しい土作りの農法ブランド。現在、未来を見つめる農家と共に実証実験を全国各地で推進している。このたび、富山県の水田、山梨県の樹園地、2カ所の圃場(ほじょう)において、双方共に約5カ月の期間で、土壌微生物量が増加した。
富山県の水田(こしひかり)では、3月31日最初に採取した土壌から1gあたり約2.2億個の微生物を計測。土壌分析後「八百結び農法(R)」による施肥(八百結びの堆肥(R)および八百結びの培養水(R))を実施した。約5カ月後の8月28日に採取した土壌を再度測定したところ、土壌1gあたり約7.9億個と約3.59倍の微生物量増加を計測。測定機関である立命館大学SOFIX農業推進機構の水田微生物量の基準値4.5億、推奨値6.0億個を大きく上回る結果となった。
山梨の樹園地(シャインマスカット)では、約5ヶ月後に、土壌1gあたり約8.2億個と約2.48倍の微生物量増加を計測。こちらも同じく立命館大学SOFIX農業推進機構の樹園地微生物量の基準値4.5億、推奨値6.0億個を大きく上回る結果に。双方圃場共に、SOFIX土壌肥沃度判定が約5カ月で「C判定」→「A判定」に改善した。
地球循環境に視点を置き「土壌本来のあるべき活力」を追求する「八百結び農法(R)」では、指標のひとつに、新しい土作りに欠かせない土壌微生物の活性量を掲げている。土地も農作品目も異なる圃場で実証された今回の結果は、「八百結び農法(R)」が土壌活性改善に大きく寄与するという確信をさらに深めるものとなった。