2021年11月19日 15:00

ニューロープは、大阪文化服装学院ブランドマネージメント学科のカリキュラム「AIビジネス活用」において、トレンドデータを実際に活用するスキルを身に着けていく授業をサポートしている。この中で、同学院の学生が実際に企画・データ分析した中から、特に優秀なものをレポートとして公開した。

第一弾は「デニムを着用する人とその他のボトムを着用する人の比較」。Instagramから収集したファッション関連の投稿を画像解析にかけたデータを分析した。

まず、デニムとその他のボトムスで絞り込み、頻出していたタグ(特徴)を降順ソートで表示、デザイン、カラー、柄/ディテールに仕分けしてその違いを比較した。それによると、その他のボトムスはシルエットやセンタープレスなど全体的なデザインが多かったのに対し、デニムはダメージやカットオフ、ロールアップなどデニムならではのデザインが多かった。カラーは、デニムは地味な色、ベーシックな色が多く、明るいカラーのデニムよりも濃い色のデニムが多い事が分かった。

次に、Instagramのローデータを元にデニムとその他のパンツのコーディネートを100体分調査し、着合わせられているトップスと靴の種類それぞれの違いを比較。トップスではニットが半数以上を占め、靴では、バレエシューズがショートブーツに続き多かったのが特徴的。20代の女性に関しては、デニムのカジュアルさを女性らしいアイテムで着こなす傾向が多く見られたが、反対に綺麗めなパンツをスニーカーなどで合わす着こなしも多かった。