2021年11月12日 15:00

「トラストバンク」は「ガバメントクラウドファンディング(R)」で、映画を通じて市民の交流の場となるミニシアターの立ち上げを目的としたプロジェクトを開始する。募集期間は11月12日~令和4年1月31日で、目標寄付金額は140万円。

かつて秋田市には、約8軒ものミニシアターがあり、「映画を観る」ことが生活に根差した地だった。しかし、大手シネマコンプレックスの進出で「単館系」の映画館は姿を消し、近年は、海外の動画配信サービスなどのサブスクリプションが台頭。「映画鑑賞」を取り巻く環境は大きく変化している。そうした中、秋田を拠点に映像制作を手掛けるアウトクロップでは、「映画を観て誰かと語り合う場を作りたい」と、ミニシアターの立ち上げを決意した。

今回ミニシアターに生まれ変わる場所は、市内中心市街地の推定築120年の古民家。この歴史ある物件を改修し、風情を残しながらも秋田市内で映像をはじめとするアートに触れることのできる拠点となる場をつくる。修繕をする上で、できる限り明治の雰囲気がそのまま残るよう改装する予定。

寄付金は、ミニシアターの立ち上げに必要な、スクリーンや音響設備、照明設備などの映画上映に必要なものや、テーブルや椅子などの備品購入費用に使用する。本プロジェクトを通して、「映画を通じた地域住民との交流」や「見えない物語を魅せる」ことで、地域のアートシーンの活性化や中心市街地のにぎわい創出を目指す。プロジェクトはこちら