2021年11月11日 12:01

阿部幸製菓は、100%食品素材からできたストロー「パスタストロー」を開発、11月11日より関連会社フォーミンジャパン1号店「PHO’MIN下北沢店」などで試験運用する。

「パスタストロー」は、米菓製造とパスタ製造の技術を応用した100%食品素材のストロー。開発当初、単純にパスタを長くしただけでは強度がなくストローとして使うために必要な長さの確保ができず、原料の配合を再検討しなければならなかった。そこで昔から培われてきた米菓の製造技術を活かし、約20cmの長さと一定の厚み、飲み物を飲み切るまで形を崩さない耐久性を得ることを可能にした。

子どもの頃、ちょっとしたいたずら心でやってみたかった、マカロニをストロー代わりにしたいという思い。そのワクワクを実現するため、まだ荒削りな状態ではあるが、関連会社の店舗で試験運用することになった。実際に顧客に使用してもらい、意見を聞いて更に改良を重ねていく。素材が食品なので誤って飲み込んでしまっても害はなく、また生分解性も高いため万が一ごみとして屋外に放置された場合でも、ある程度の水分を含むことで数時間~数日で分解される。プラスチックごみが海洋汚染の一因として問題視されている今、もしかしたらこの遊び心からスタートしたパスタストローが、その問題を解決する一端を担うかもしれない。

パスタストロー提供店舗は、「PHO’MIN下北沢店」(東京都世田谷区北沢2-15-15 末広ビル2階)、「食泉フレッシュネス小千谷店」(新潟県小千谷市大字東吉谷字大柳甲8-1)。提供期間は11月11日~(試験運用本数がなくなり次第終了)。

阿部幸製菓