2021年11月10日 12:00

「悟空のきもちTHE LABO」では、栃木県 日光市の小学3~6年生の兄妹が中心になり、脱ゆとりで重くなったランドセルを、体感83~94%軽く運べるスティックを発明した。夏休みを利用し、近隣の廃校で考案から3カ月で開発し、特許も申請。11月10日より「さんぽセル」として事前予約を開始する。
重いときは10キロを超え、成長期の健康被害の原因とも指摘されるランドセルは、いまだ多くの学校で置き勉さえ禁止されている。実際の6年生が利用する8教科の教科書を比較すると、ゆとり教育中の2002年との比較で、現在「脱ゆとり」で教科書は大型化。合計の重さは約2倍という調査も。小学1年生の平均体重20キロで、通学で平均的なランドセルの重さ6kg 。60kgの大人に換算すると、18kg(2リットルペットボトル9本)の荷物に相当する。
「さんぽセル」は、既存の国内すべての規格のランドセルに取り付け可能で、ランドセルをいつでもキャリー化できる2本のスティック。キャリー時の体感荷重は、ランドセル5キロ時で、体感「約500g」に軽減する。
「さんぽセル」自体の重さは230g 軽量にこだわり、通常はランドセルにつけたままでOK。通学は旅行のようにキャリー型。スティック部分は収縮自在で、歩道橋や階段は、通常のランドセルとして背負える仕様にこだわった。置き勉禁止、脱ゆとりに苦しむ小学生たちが、自分たちで楽を手にした。価格は3960円(税込)。詳しくはこちら。