2021年11月08日 12:09

東の食の会は、同会がプロデュースし、福島県浪江町にコミュニティ実験農場「なみえ星降る農園」を開園した。

東の食の会は「東の食に、日本の力を。東の食を、日本の力に。」をモットーに、東日本大震災によって被害を受けた東日本の食産業の長期的支援を目的として2011年に創設された一般社団法人。「なみえ星降る農園」は、浪江町の農業者と東北のヒーロー生産者、住民、東北の食のファンが一緒になって、様々な農作物を実験的に栽培していくコミュニティ実験農場だ。この農園に東北を代表するスター生産者が集まり、地域の名産品となるようなスター作物を産み出す、更に、肥料として土壌改良と獣害対策に有効とされる星型のヒトデを活用することから、「星降る」農園と名付けた。

同農園では、この地域や日本で栽培されてこなかった農作物を実験的に栽培し、この土地の気候や土壌に合い、名産品となる可能性のある作物を探求。実験的な肥料の活用や、アグリテックの活用など、さまざまなチャレンジを行っていく予定だ。また、この地を訪れる人が一緒に作業に関われる農園とすることで、福島県の農作物に対する関心や想いを高めてもらいたいと考えている。

同農園では、最初の作物として「ジュニパーベリー」の栽培を開始。ジュニパーベリーは、セイヨウネズという針葉樹の果実で、ジンの香りづけに使われる。日本では商業栽培はほとんど行われていない。

住所は、福島県双葉郡浪江町北幾世橋中川原。

東の食の会