
東武鉄道では、100系スペーシアの一部を12月5日から1720系デラックスロマンスカーをイメージした「デラックスロマンスカーカラー」スペーシアとして運行を開始する。
これは、昨年から今年にかけてデビューから30年を迎えた100系スペーシアと200型りょうもうの活躍を記念し、日光線・伊勢崎線で活躍した歴代車両を振り返るリバイバルカラー車両企画の第三弾として実施するもの。
1720系デラックスロマンスカーは、1960年に日光線の特急列車として運行を開始した。高級感の漂う暖色系の色調と、前頭部のボンネットタイプと呼ばれる独特なスタイルで当時の人気を博した。また、車内設備にも工夫を凝らし、乗降口には折り戸式自動扉、車両間の貫通路には完全自動のマジックドア、座席にはシートピッチ1100mmのリクライニングシート、台車には空気ばねを採用し乗り心地にも配慮したほか、3両目にはジュークボックスを設置したサロンルームなど豪華設備を誇った。
今般、1720系デラックスロマンスカーをイメージし、100系スペーシアをロイヤルベージュにロイヤルマルーンのラインを配した暖色系のカラーリングに塗装した「デラックスロマンスカーカラー」スペーシアとして運行。また、リバイバルカラー車両の運行を記念し、運行開始日の12月5日から1720系カラーリング「デラックスロマンスカーカラー」スペーシア記念乗車券の発売を開始する。
1720系カラーリング「デラックスロマンスカーカラー」スペーシア記念乗車券の発売は、12月5日~2022年1月4日。※売り切れ次第、終了。1セット3000円(税込)。