2021年11月02日 12:56

オレンジキャットは、10月1日、早稲田大学国際文学館・村上春樹ライブラリー内に早稲田大学の学生が経営するカフェ「橙子猫 – Orange Cat -」をオープンした。
「橙子猫」は、自らの原稿や資料を寄託・寄贈した早稲田大学校友の村上春樹さん、4号館の改築に掛かる費用全額を寄附した柳井正さん、そして早稲田大学総長の田中愛治さんが学生に経営の機会を与えたいと考えたのが誕生のきっかけだ。経営者メンバーの公募から始まり、早稲田大学の学生がプロジェクトを立ち上げ、カフェオープンのために準備してきた。
建築家の隈研吾さんが設計したライブラリーに併設する同店は、「物語を拓こう、心を語ろう」をテーマに、こだわりぬいた「ライブラリーブレンド」で抽出するハンドドリップコーヒやー村上春樹さんの作品からインスピレーションを受けた料理など個性豊かなメニューを取り揃えた。キャンパスに通う現役の学生が、自分たちのキャンパスライフに彩りを添えるようなカフェを目指して、事業開発からメニュー開発、採用まで、経営にかかわるすべての業務を自分たちで行っている。
なお、「合同会社オレンジキャット」は「橙子猫」の経営のため、現代表社員の市原健さんが立ち上げた。早稲田大学教育学部の3年生で、今後経営者が変わるごとに、同社を後輩たちに引き継いでいく予定。
所在地は、東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学国際文学館地下1階。営業時間は10時~17時(国際文学館の開館時間に準ずる)。