2021年11月01日 15:59

カノエは、ANRI4号投資事業有限責任組合をリード投資家とし、Gazelle Capital を引受先とするシードラウンドの第三者割当増資を実施。これにより、既存引受先であるイーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合からの出資を含めて、総額約6200万円の資金調達が完了した。

同社は、日本初の、生鮮食品の早朝宅配サービス「モーニング・エキスプレス」を運営している。本サービスは、生鮮食品を「寝ている間に届け」るサービスで、夜22時までの注文を、翌朝7時までに置き配で届ける。注文は完全オンラインで、早朝のルート宅配方式を採用することにより、宅配コストを低減した。

2020年5月に開始された焼き立てパンの早朝宅配サービス「パンタク」を拡大し、2021年10月よりパンタクをリニューアルした形で本格稼働。全置き配型の早朝ルート宅配方式を採用することで、費用を抑え、忙しい現代社会に合った便利な受け取りを可能にする。現在は、東京都目黒区で宅配しているが、今後は、配達曜日と取り扱い商品数を増やし、日常的に使ってもらえるようサービスを順次拡大していく。今回の資金調達は、事業を加速するための人材採用と、東京都目黒区内での本格的な店舗運営に充当する予定。

共同創業者の原佑理子さんは、「早朝ルート宅配という、日本に昔からある宅配方法を現代に合った形にリノベーションし、新しい価値をもった生鮮食品の宅配を実現したい。今回の支援で受けた資金をもとに仮説検証を進め、実現に向けて、さらに邁進していく」とコメントした。