2021年10月15日 16:12

KADOKAWAは、株式会社「X」と協業し、角川武蔵野ミュージアムの「本棚劇場」をVR空間で体験できるイベントを、10月23日より全国各都市の12の書店にて開催する。

「本棚劇場」とは、埼玉県所沢市に昨年11月にオープンした、「ところざわサクラタウン」内に誕生した「角川武蔵野ミュージアム」のメインスポット。高さ約8メートルの巨大本棚に囲まれた図書空間には、「本と遊び、本と交わる」をコンセプトに、プロジェクションマッピングを上映。約3万冊の本が配架されており、オープン以来、音楽番組などにも登場して話題となってきた。

今回のイベントにおいては、店頭に設置されたVRゴーグルを装着して、「本棚劇場」のVR空間内に入ってもらうと、360°見渡す限り、本の表紙が画面いっぱいに広がる。本イベント限定の約2000点のラインナップの中から、カーソルで選んだ本の書誌情報とレビューをワンクリックで簡単に閲覧することができ、そのまま購入することも可能。そして、購入した本は、すべて送料無料で利用者の自宅に発送する。

大量製造と返品が生じてしまっている出版ビジネスを、こうしたDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みによる廃棄物の削減などを通して、「持続可能」なものへと変化させることができると考える。開催書店や実施日など詳細は決定し次第、公式サイトにて発表する。