2021年10月05日 11:33

ミドルマンは、10月4日、「国内初のオンライン完結型調停機関 Teuchi」として民事家事のトラブル解決サービスの受付を開始した。
「Teuchi」は、デジタル時代のバーチャル裁判所として期待されている日本初のチャットによるODRシステム。紛争ジャンルごとに解決プロセスをデザイン思考でパターン化(類型化)したうえで、合理化された交渉から調停人とのマッチング、そして合意書の締結までをオンラインで完結させる仕組みを提供している。顧客からのクレーム対応や債権回収トラブルに労働問題、あるいは離婚や相続等の家事領域まで幅広い活用を想定し、既にシェアリングエコノミー、敷金トラブル、離婚の領域への導入実績がある。
期日が1カ月に1回でいつ終わるかわからない裁判や調停がスタンダードのまま状況や、弁護士費用が高額でリーガルサービスにアクセスすることすらできず「合理的な選択」として泣き寝入りするしかないような状況を、いつまでも放置し続けるわけにはいかない。当事者がスマホひとつで、いつでもどこでも手続きに参加でき、そしてトラブルに関わる時間を最短化する。同社は「私的自治」と「法の支配」の交錯するこのADRという魅力的なフィールドにおいて、「Teuchi」にしかできないアプローチで、理想のトラブル解決サービスを民間から創出し、社会にとってなくてはならないインフラサービスとなることを目指していく。
申立料金は1650円、郵送の場合は3300円(すべて税込)。調停料金はトラブル類型により異なる。解決期間は原則2週間。