2021年10月04日 11:32

マックスは、顧客の選んだお酒を海底に沈め、熟成させるサービス「お酒の海底熟成サービス 美しき海のワイナリー」をスタートする。
海底熟成酒とは、ワインや日本酒などを一定期間海底に沈め、熟成させたものの総称。海底の波の揺らぎによって、陸上よりも早く熟成が進むと考えられている。その昔、海底に沈んだ沈没船から古いワインが引き上げられ、開封してみると美味しく熟成が進んでいたという逸話もある。海底熟成された酒は渋みや刺激が和らぎ、またフジツボ等が付着した瓶の様子はロマンを感じさせることから、愛好家からも好評を得ている。
お酒や調味料を海底で熟成させるという試みはすでに全国各地で行われているが、すでに熟成させたものを販売するという形式がほとんどで、自分の好みのお酒を熟成させるサービスは、イベント等の不定期開催がほとんどだった。「美しき海のワイナリー」は、顧客の好きなお酒を、1本から海底熟成することが可能。預かったお酒に防水加工を施したうえで、風光明媚な国立公園そばの海底にある貯蔵庫で約半年間熟成させる。水深約15m、平均水温18℃は、お酒の貯蔵に適した環境とも言われ、顧客のお酒は波の揺らぎに抱かれて優しい眠りにつく。舞台となるのは、風光明媚な国定公園に面した南伊豆町・中木地区の自然豊かな美しい海。自らの手で沈めたり、熟成後のお酒を引き上げることができるプランも用意している。
料金は、「持ち込み海底熟成」1本6600円、「ボート海底熟成体験」1名1万3200円、「海底熟成ダイビング」1名1万3200円。