2021年10月01日 18:18

カヤックは、自社が開発したコミュニティ通貨サービス(電子地域通貨)「まちのコイン」を活用した、「まちのコイン・秋のフードロス削減キャンペーン」を初開催する。これは神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」の一環として、10月の食品ロス削減月間中に、神奈川県小田原、鎌倉、厚木の3市で食品ロス削減につながる体験を提供するものとなる。

2019年10月に施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」第9条において、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」とされている。日本の食品ロス量は年間600万トン、毎日大型(10トン)トラック1640台分の食品が廃棄されている。一方で、神奈川県が推進する「SDGsつながりポイント事業」の一環として、食品を含む廃棄物の焼却量や、埋め立てによる最終処分量を限りなくゼロに近づける「ゼロ・ウェイストかまくら」を推進している鎌倉市では、カヤックが主導し、鎌倉市内の飲食店・団体と連携した「まちのもったいないマーケット」プロジェクトを7月2日から始動している。

本プロジェクトは、食品ロスにつながる廃棄物の収集・交換を「まちのコイン」を介して行うもの。7月の開始から約2ヶ月で農家からの規格外野菜や賞味期限切れ間近のお弁当など合計約183kg分を交換し、食品ロス削減につながった。本キャンペーン期間中、鎌倉市では「まちのもったいないマーケット」を継続。小田原市、厚木市においても、賞味期限間近や廃棄予定の食品を購入すると「まちのコイン」を獲得できる体験を提供し、食品ロスの削減を目指す。