2021年09月30日 18:22

三条印刷は、「OZE BOARDWALK project」を10月1日より実施すると共に、「循環型印刷商品」の販売を開始する。本プロジェクトは、環境問題へ取り組む企業をはじめ、趣味のアウトドアを通して自然環境の変化などに気づくことで、社会が抱える環境問題に関心を抱く人とその価値観を共有できる取り組み。

また循環型印刷商品は、尾瀬国立公園に敷設された木道を再利用し誕生した「尾瀬の木道ペーパー」を印刷用紙に指定してもらうことで、印刷物でサステナブルな社会へ寄与することができる商品。パンフレットやリーフレット、ポスター、名刺等への指定で、付加価値の高い印刷物の提供が可能となる。

尾瀬国立公園には、湿原をはじめとする豊かな自然環境とハイカーの安全を守るために木道が敷かれている。木道の総延長は65kmにおよび、その光景は尾瀬を代表する風景の一つ。しかし、木道の劣化はおよそ10年と早く、毎年約2kmずつ架け替えられている。このたび販売開始する循環型印刷商品の基となる「尾瀬の木道ペーパー」は、廃棄される木道を無駄なく資源として再利用できないかという発想から、2005(平成17)年に生産が始まった。

三条印刷は2006年から名刺をはじめ、一部印刷商品に使用しているが、尾瀬の木道ペーパーによる循環型印刷商品の提供は新潟県内初。また、印刷用紙にかかる費用の6%(購入者3%+三条印刷3%)は、害獣除け柵の設置による自然保護活動に役立てもらう支援金として還元する。詳しくはこちら