2021年09月24日 12:49

凸版印刷は、9月17日まで東京ミッドタウン六本木で開催した葛飾北斎生誕260年記念企画特別展「北斎づくし」をオンラインでも楽しめる特設バーチャル会場を、9月23日~10月10日まで無料公開する。

特別展「北斎づくし」は、20歳で浮世絵師として世に出てから90歳で没するまでの70年間、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎(1760~1849)の生誕260年を記念し、代表作である「北斎漫画」、「冨嶽三十六景」、「富嶽百景」の全頁、全点、全図を一堂に公開した。

凸版印刷は、特別展「北斎づくし」の企画・運営に主催者として携わるとともに、これまで培った印刷技術と文化財のデジタルアーカイブ技術を活用し、参加クリエイター陣と共に展示造作やデジタル演出の制作を行なった。今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、現地で観覧できなかった人やもっと詳しく観覧したい人に向けて、最先端の3Dカメラを用いて会場を撮影した展覧会場のVR空間を公開。特設バーチャル会場では、展示された作品を鑑賞することができるとともに、北斎の作品で埋め尽くされた空間も体験することが可能だ。展覧会に来場できなかった人、もう一度楽しみたい人も含め、国内外の人に「北斎づくし」の世界をオンラインで届ける。

鑑賞料金は無料。期間は9月23日~10月10日。

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