2021年09月22日 13:05

国際NGOプラン・インターナショナルは、大月書店より出版される絵本「世界じゅうの女の子のための日 国際ガールズ・デーの本」の翻訳と監修を担当した。

プランは、子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70カ国以上で活動する国際NGO。10月11日の「国際ガールズ・デー」は、「女の子の権利」や「女の子のエンパワーメント」の促進を、広く国際社会に呼びかける日として、プランの働きかけを受けて国連に定められた。

同書は、カナダの出版社Kids Can Pressが発行した「International Day of the Girls」の日本語版。絵本には、異なる国に暮らす9人の女の子たちが登場する。それぞれが、自分が直面するジェンダーに基づく暴力や不平等に対し自ら声をあげ、聡明さや勇気、想像力や優しさを駆使して課題を乗り越えていく前向きな姿が描かれている。9つの物語の最後は、一人ひとりが描く夢に向かって一歩を踏み出す形で幕を閉じる。温かみのあるイラストも、物語に彩りを添えている。

また、絵本の中では「国際ガールズ・デー」の成り立ちも解説。プランの働きかけで、2011年に国連で制定されるまでの経緯が、分かりやすく紹介されている。巻末には、今回翻訳と監修に当たったプラン職員による解説文と、活動地域の女の子たちの写真が掲載され、「性別に関係なく、誰もが自分らしく生き、差別や暴力のない社会を一緒に作っていく力が、私たち一人ひとりに備わっている」というプランからのメッセージが紹介されている。

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