2021年09月22日 12:59

アダルは、全盲の鍼灸師「河津はり治療院」院長・河津卓さんが辿り着いた背骨のS字カーブを維持できる特許構造を具現化した「腰痛防止チェア」のクラウドファンディングを9月21日より、CAMPFIREにて開始した。

「腰痛防止チェア」は、リンパの流れに着目し独自の捻鍼(細い管を使わずに、高度な技術で痛みなく針を刺す手法)で症状改善を行う「平方鍼法」の稀少な継承者である鍼灸師・河津卓さんが考案した「背骨のS字カーブを維持できる特許構造」を採用した椅子だ。アダルはこれまでレストラン・ホテル・医療施設・オフィスなど、あらゆる分野の業務用家具の製作を担い、60年を超える長い歴史の中で、高度な技術力とノウハウを培ってきまた。その歴史の全てを尽くし、河津さんの強い想い・使命感に共感して生まれたのが、今回のプロダクトとなる。

背骨が正しいS字の際は、筋肉が余分な働きをせず疲れにくくなるが、S字が崩れると靭帯の支えが無くなり、肩や腰に負担がかかってしまう。一般的な椅子では背骨をS字カーブに保つことが難しく、長時間座ると背骨そのものが次第に変形し、正常な状態の背骨に戻りにくくなっていく。今回制作した「腰痛防止チェア」は、座る人の作業内容やクセによる微妙な変化に対応しながら背中の状態に合わせて動くことで、「S字カーブを保てるように調整する仕組み」をつくり上げている。椅子に背中を合わせるのではなく、背中に合わせて動く「背中で座る椅子」が、腰や背中への負担、猫背への悩みを解決する。

募集期間は9月21日~11月13日。

クラウドファンディングサイト