2021年09月15日 16:54
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chaintope九州農産物通商は、福岡~香港間の既存サプライチェーンにおいて、ブロックチェーン技術を活用した、福岡県産巨峰及びシャインマスカットの産地出荷から消費者が購入するまでの流通工程におけるトレーサビリティ実証に成功した。

トレーサビリティとは、商品の生産や流通過程が追跡できること、および生産や流通の履歴を正確に記録・管理するシステムを指す。各事業者が食品を取扱った際の記録を作成し保存しておくことで、食中毒など健康に影響を与える事故等が発生した際に、問題のある食品がどこから来たのか、どこに行ったかを調べることが可能。また産地偽装の防止などにもつながることから、食の安全・安心を実現するものとして注目されている。

8月下旬から9月上旬にかけて実施された実証1回目については、八女市産巨峰及び川崎町産シャインマスカットをトレーサビリティの対象とした。それぞれの産地の出荷担当者にスマホアプリを利用してトレーサビリティ情報を記録してもらい、九州農産物通商により輸出され香港の店舗へ輸送。そして香港の青果店「三代家」を訪れた顧客が、ぶどうのパッケージに貼り付けたQRコードをスキャンしてトレーサビリティ情報を閲覧。トレーサビリティ情報の有無による「顧客の購買行動や意識の変化」をアンケートにより調査した。

実証2回目は、博多あまおうをトレーサビリティの対象とする。実証1回目で得られた知見を活用し、既存の業務フローに対しての追加作業や追加コストが少ないかたちでの連携要領の調査を実施予定。