2021年09月07日 12:44

大日本印刷(DNP)は、生活者からの事前の注文に応じて出来立ての食品を提供する、フードロス削減に有効な商品販売システムの実証実験をユーハイムとともに9月8日~27日に実施する。
売れ残りや賞味期限切れ、需要を上回る生産などによって、食べられる状態の食品が廃棄される「フードロス」が食品メーカーや卸・小売、外食産業等の共通の課題となっている。フードロス削減のための生産数を減らす取り組みもあるが、生活者が欲しかったのに買えないといった販売機会の逸失につながる場合もあった。こうした課題に対してDNPとユーハイムは、DNPが提供する「需要を把握・管理できる仕組み」と、店舗の「バウムクーヘン専用AIオーブン『THEO(テオ)』」を連動させて、最適なタイミングで、職人と同等の品質で商品を焼き上げる実証実験を開始する。
ユーハイムでは現在、需要を予測して工場で生産して各店舗へ商品を配送しているが、適切な需要を見極めることが難しく、今回の実証実験を通じて、生活者に新しい販売方法を周知するとともに、受注生産によるフードロス削減の効果や有効性について検証していく。対象商品は、「THEOバウムクーヘン一本焼き」8100円、「THEOバウムクーヘンリング」1944円、「THEOバウムクーヘン1/4カット」432円(すべて税込)。
期間は9月8日~13日、22日~27日。場所はミシャラク表参道店(東京都渋谷区神宮前6-2-9)。