2021年09月03日 12:02

ハッピーコンピューターは、旅館や民宿、ホテルの大浴場の混雑状況をスマートフォンや館内のデジタルサイネージなどでいつでも確認できるようにするサービス「風呂空いてる君」を公開し、9月2日に先行案内を開始した。

新型コロナウイルスの流行に伴い、宿泊業界においては、特に宿泊客が自由なタイミングで利用することになる大浴場の混雑状況を可視化したいという要望が多い。しかし、コロナ禍の逆境の中奮闘する多くの宿泊施設にとっては、大浴場の混雑状況可視化を行うために人員を割いたり十分な投資費用をかけたりする余裕がなく、大浴場の混雑状況可視化を行っている宿泊施設はごく一部にとどまっている。

「風呂空いてる君」は、申込みから1週間で導入可能な、宿泊施設の大浴場の混雑状況可視化に特化したサービス。導入までの早さの理由は、「風呂空いてる君」の混雑度を測るユニークかつシンプルな仕組みにある。「風呂空いてる君」は、日本の温泉旅館などで文化として根付いている「大浴場入口でスリッパを脱ぐ」という動作を利用し、衛生のため自分が履いてきたスリッパの目印としてクリップをつけてもらい、IoT計量マットによりクリップ残量の重さを量ることで混雑度を測定。これにより、工事なしで機器を置くだけですぐに運用を開始でき、導入コストも抑えられる。

初期導入費用(先行案内価格)は1風呂あたり1万978円(さらに2カ月分の月額費用無料)、月額費用は1風呂あたり7678円(すべて税込)。先行案内期間は9月2日~年内予定。

「風呂空いてる君」ウェブサイト