2021年08月31日 17:11

日本酒造組合中央会は、9月4日、日本酒プロ向けセミナーを開催する。同団体は、酒税の保全及び酒類業の取引の安定を図ることを目的に1953年に設立した団体で、海外展開に本格的に取り組むため、2015年に日本酒の輸出基本戦略を策定。その後28カ国で日本酒のプロモーションを実施してきた。

日本酒の国内市場は減少傾向で推移し、それまで堅調に推移していた特定名称酒も減少に転じている。しかし海外市場は、日本食ブームなどの理由で毎年増加傾向を見せている。今後の日本酒ビジネスをすすめていく上で、海外市場への何らかの対策は必須事項となっている。

同団体では、「これから日本酒を認知させていく市場」「すでに市場としては認知されておりレストラン等へ営業を加速していく市場」「さらに市場拡大に向けて強化していく市場」など、地域の市場状況に合わせて試飲会やセミナーなどの施策を毎年行ってきた。

今回は、日本酒造組合中央会が約5年間にわたり蓄積してきた、海外市場における日本酒のPRや販路開拓について、理事の宇都宮仁先生から話を聞く。セミナーのタイトルは、「宇都宮仁氏(日本酒造組合中央会)から学ぶ!まず抑えたい!日本酒造組合中央会が繰り広げる日本酒の海外PR・販路開拓 (2021年版)」。内容は、海外市場の間違った日本酒認識、日本酒造組合中央会の海外PR・販路開拓、日本酒の香味から考える海外展開のポイントなど。開催は9月4日16時~18時。参加人数は100名程度、参加費用は無料。申し込みはこちら