2021年08月18日 17:28

飛騨高山の町を活性化しようとする飛騨高山両面宿儺委員会は、両面宿儺(りょうめんすくな)を飛騨のヒーローにとして世界にPRしたいとして、クラウドファンディングを開始した。

まずは「地域の子供達に伝えるところから町おこしは始まる」という想いから、地域の子供達にマンガやお菓子を無償配布するところから活動を始める。そのための活動資金として、クラウドファンディングによって支援を募る。目標金額は100万497円 (497=スクナ)。実施期間は8月17日~9月10日。詳しくはこちら

最近、改めて広く認知され始めた両面宿儺。その両面宿儺ゆかりの地、岐阜県飛騨地区では、英雄(ヒーロー)として語り継がれ、崇められている。日本書紀では大和朝廷により異形の人、鬼神として描かれており、飛騨を統率し善政により住民に崇められていた像とは異なる。そこで地元有志により、地域に昔から伝わる両面宿儺を世の中の人々に知ってほしい、世界にPRしたいという想いから、本プロジェクトは立ち上げられた。

同委員会では、両面宿儺のマンガを週刊ヤングジャンプ(集英社)への掲載、10年後映画化を目標にしている。また、地域の特産をふんだんに使った「スクナの味」という米粉を使った蒸し菓子を製作した。「マンガ両面宿儺」を小学校等に無償配布すること、「スクナの味」を、9月11日高山市朝日町で開催されるイベントを皮切りに、いつくかのイベントで地元の小学生対象に無償配布することを目指す。