2021年08月18日 14:30

東京ドローンプラスは、業界最大級となる16kgの積載が可能な機体を開発・製造し、農家の負担をさらに減らすべく、新機体「ヘリオスアグリ 16」をローンチする。
農業における課題の一つに、農薬散布の高コスト・農家の負担の大きさがある。ヘリコプターによる農薬散布はコストが非常に高く、一方で夏場に防護服を着て動力噴霧器で散布する方法は安全性も農家の体への負荷も高いものだった。こういった農家の課題を最新の技術を応用し、解決する為に生まれたのが、ヘリオスアグリシリーズだ。当初は農家の声(ニーズ)をもとに、手の届く価格である事、最適な機能と安全性を備えている事を中心に研究・開発を進め、2017年にヘリオスアグリ5と10が誕生した。2018年からは「ヘリオスアグリ 16」の開発も進め、農薬散布用ドローンの中型機として国土交通省の飛行認可も取得したが、価格面や性能面、安定したサポート体制の構築を含め、農家に寄り添った機体となるよう改善に改良を重ね、今回のリリースとなった。
「ヘリオスアグリ 16」の特徴は、「業界屈指の積載量、16Lの液剤を2haに一度に散布可能」、「大容量のバッテリーと6枚羽形式の採用により、長時間の安定飛行を実現」、「操縦が不安な人でも安心、経験豊かな講師による現地でのマンツーマン講習」の3つ。2haの圃場に対応している為、広い農地を持つ農家も従来より手間を省いて散布できる。低負担低コストでありながら、突然の天候変化に左右されず、適時防除に取り組むことが可能だ。