2021年08月17日 17:14

AOSデータは、AI-OCRソリューション「AIパピルス」により、企業に散在する紙文書のデジタル化を支援する事業を開始した。
AI-OCRとは、OCR分野に特化してディープラーニングで学習するAI技術を活用したOCR。AIパピルスの強みは、直感的に文章の内容を抽出し、活用できる点。申込書、請求書など帳票から必要な情報の打ち込み作業を自動で処理。ユーザーが抽出したい位置や範囲を自由に複数指定し、自動的にデータ抽出でき、日本語、英語、韓国語の複数言語の同時認識を高精度に対応する。
独自の高度なAI-OCRエンジンにより、従来は難しかった契約書など、レイアウトが複雑な非定形文書も、文書のフォームを認識して分類し、文字を認識することが可能。認識率が低い文字も繰り返し学習を行い、認識率を高めていくことができる。傾斜文書や枠からはみ出た文字がある場合も、前処理機能を使用して文字を認識。自然言語処理により誤字や誤認識の補正もでき、文書内の表や特定のメタデータを認識し、エクセルファイルに抽出することができる。
テレワークなど、自宅からリモートでアクセスしたいケースが増えているが、AIパピルスでは、会社の活字や手書き書類を、外部でもすぐ検索し活用できるようになる。これまで紙ベースだった情報をAI-OCRでデータ化し、さらに暗号化と、検索可能な形に変換することで、会社のデータ資産を安全な共有システムで利用することができる。