2021年08月11日 17:46

「フーディストサービス」「フーディーテーブル」では、「コロナ禍における料理と生活の変化」をテーマにしたユーザーアンケートを、2020年から定点調査してきた。今回は2021年上半期の調査結果を公開した。
調査では、2021年1月のアンケートと比較すると、自宅で料理をする頻度は落ちているが、家飲みをする機会が増え、お酒に合う料理やおつまみを作る頻度があがっていることがわかった。これは4月の緊急事態宣言で、一部地域に発令された飲食店の酒類提供終日禁止に起因しているものと思われる。同アンケートで「コロナが落ち着いても自宅での飲酒を続けるか」という問いでは、「家飲みが中心になりそう」と回答した人が5割以上。今後も家飲みスタイルが定着していきそうだ。
また回答者の4割以上が、料理をする際に悩みやストレスを感じており、1月のアンケートと比較すると「自身の料理の味に飽きてしまう」という回答が10ポイント増加。買い物時も「普段は買わない食材や調味料」を選ぶ人が12ポイント伸びていた。コロナ禍の生活が長期化する中、献立のレパートリー不足や味のマンネリ化を感じている人が多いことがうかがえる。
2020年4月のアンケート時から一貫して高いのが、健康への意識。5割以上が「健康を意識した食材や調味料」を、4割近くが「免疫力UPを意識した食材や調味料」を選んでいる。長引く自粛生活の中で、バランスの良い食事で自身や家族の体調管理を徹底しようとする気持ちが見受けられた。