2021年08月06日 18:41

多摩美術大学は、8月24日より、「マテリアル・デザイン・クッキング ~東レ株式会社×多摩美術大学 ウルトラスエード(R)の素材探究~」を開催する。これは、今年4月に東京ミッドタウンに新設した「多摩美術大学 TUB」にて行われるもので、東レとの産学協同プロジェクトの成果報告展となる。

本学は2018年度から東レより、同社の人工皮革素材「ウルトラスエード(R)」の無償提供を受け、生産デザイン学科の学生の卒業・修了制作に活用している。本年度はさらに、5~6月に本学の素材研究室「CMTEL」で、「ウルトラスエード(R)」を用いた素材探究のワークショップを実施した。

本企画展は、このワークショップに参加した生産デザイン学科の学生有志たちが、美大生ならではの既成概念にとらわれない自由な発想で「調理」した成果作品などを展示するもの。ワークショップでは、ウルトラスエード(R)を切ったり貼ったり熱したりして、素材の変化を楽しみながら、その魅力を引き出すための実験的な取り組みとして、クリエイションのプロセスに焦点を当てる試みが行われた。

展示には、すぐに作品へつながるようなものもあれば、創作のヒントやアイデアのカケラが垣間見えるようなものも並んでいる。また、会期中に、ウルトラスエード(R)を使用した中高生向けワークショップを開催予定。会期は8月24日~28日、9月6日~18日(日曜定休)。詳しくはこちら