2021年08月03日 17:38

アバンティが展開する「PRISTINE(プリスティン)」は、8月3日より、リコットンペーパー(再生木綿紙)を使用したポストカードの販売を開始した。

プリスティンが追求する、「しあわせの循環」の取り組みのひとつ「リコットン・プロジェクト」は、同ブランドの生産過程で出る糸や生地などを回収して、新たな製品を作るコットンの循環型の仕組み。人気の「リコットンシリーズ」をはじめ、製品に使用するブランドタグや社員の名刺にも活用している。また、再生が困難な残布・残糸・残紙の量り売りも開始、2030年までに廃棄ゼロを目指している。

今回の「リコットンプロジェクト」の新たな取組みは、リコットンペーパーを使用したポストカードや絵画の販売。リコットンペーパーとは、プリスティンが2030年までに廃棄ゼロを目指す中で開発した紙を指す。製品をつくる工程で出る裁ち落とし生地を細かく粉砕した「リコットン」20%、牛乳パック由来の再生パルプ80%を混ぜてつくられた。手漉きをしたようなあたたかい手触りで、プリント部分には1点1点異なるズレ・かすみが生じる。また、オーガニックコットンの葉や茎の残りが確認できることもある。

作品を手掛けたのは、自然の風景を過去の記憶と重ねて描く作品で知られるデザイナーの蒲原みどりさん。再生木綿紙に描かれた日本の美しい風景を楽しんでもらい、環境について考えるきっかけになればとしている。価格は、ポストカード(春夏秋冬)4枚セット2860円(税込)など。詳しくはこちら