
マイボイスコムは、5回目となる「育児」に関するインターネット調査を7月1日~5日に実施し、1万108件の回答を集めた。
同社は、インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社。今回の調査では、11歳以下の子どもがいる人に、子育てへの関与度を聞いた。子育てに積極的に関わっている人は、「積極的」「どちらかといえば積極的」を合わせて8割弱。男性は6割強、2017年調査と比べて増加している。女性は9割弱だった。11歳以下の子どもがいる人のうち、配偶者・パートナーが子育てに積極的に関わっている人は、「積極的」「どちらかといえば積極的」を合わせて7割。男性8割強、女性6割弱となっている。
17歳以下の子どもがいる人が、子育てをする上で困っていること・不安に感じていることは(複数回答)、「出費が多い」が40.6%。続いて「子どもの勉強、学力、進学、就職など」が36.3%、「子どもの健康、成長、発達、性格など」「精神的な負担」「自分の自由な時間が少ない」が各2割強となっている。理想の生活パターンは(複数回答)、「結婚して子どもを持ち、夫婦ともに働く」が25.8%。男性10~30代では「結婚しない」が各2割弱と、他の層よりやや高い。
子育て・子どもを持つことについて、考え方が近いと思うものを選んでもらったところ(複数回答)、「子どもを育てることで、自分も成長する」「子育ては、思った以上に大変である」が各40%台。過去調査と比べて、「子どもを育てることで、夫婦や家族の愛情が深まる」は減少傾向だ。日本は子どもを育てやすい社会だと思う人は、「そう思う」「まあそう思う」を合わせて16.0%だった。