2021年07月14日 18:26

「港区立みなと科学館」の2021夏の企画展「みんなの雲展~雲ってなーに?もっと知りたい雲のこと」が、7月14日よりスタートした。
「みんなの雲展」は、身近な大気現象である「雲」をとおして、様々な角度から気象への関心や防災意識の向上を図るべく、9月12日までの約2カ月間開催。展示は「プロローグ」「『雲』ってなんだろう?」「雲を見わたそう、地上から宇宙から」「エピローグ~雲が教えてくれること」の4つのコーナーで構成されている。
会場に入って最初に目に入るのが、高さ約4メートルの大きな黒板のイラスト。気象庁気象研究所の荒木健太郎さんによる十種雲形の高さ比べや、雲が出来る様子を愛嬌ある姿で描き、来館者を出迎える。黒板の前ではイベントも開催され、楽しみながら雲について学ぶことが出来る。ロビーにはこのほかにも雲の専門家を中心に撮影された数々の珍しい雲の写真パネルや、来館者が持参された雲の写真も展示。様々な雲の姿から、雲の種類や特徴を知ることができる。
ISS国際宇宙ステーションから撮影された雲の映像は壮観そのもの。また、気象庁気象研究所で実際に使用しているディスドロメーターは、なかなか見られない展示。来館者は自分で作った雨粒の大きさや落下速度の分布を見ることも出来る。このほか、フェーズドアレイレーダーの模型や、スーパーコンピュータ「京」のシミュレーションに基づいたVR動画体験など、みなと科学館は雲一色になる。