2021年07月01日 11:36

大日本印刷(DNP)、丸善雄松堂、セカンドアカデミー、日本ユニシスの4社は共同で、大学においてオンラインで行われる授業や社会人向け公開講座等を一元的に管理できるサービス「オンラインアカデミー」を開発して、提供を開始した。

大学では、コロナ禍の感染防止対策として、対面型の授業ではなく、オンライン会議システムを活用した遠隔授業が増えている。しかしこれらの遠隔授業は、大学の授業管理とシームレスに接続していないため、円滑な授業運営や長期的な学生の学習管理を実施する上で課題があった。

「オンラインアカデミー」はプラットフォーム上で、オンライン授業・講座に関する、案内や教材の配布、出欠管理などの多様な管理機能を一元的に提供。スムーズに授業のカリキュラムを編成できるほか、授業の案内や必要な教材・資料の配布、課題の管理などを一元的に行うことができる。また、質疑応答などの学生とのコミュニケーションや、学生の受講状況・学習状況の把握も容易になる。登録した授業データは、「DNPハイブリッド編集・制作ソリューション」を用いて、紙やデジタルのカタログにも展開することが可能。受講者はプラットフォーム上のマイページ(受講者ページ)から授業にログイン可能で、マイページの確認によって全ての情報を把握して安心して授業に臨むことができる。

サービス提供金額(例)は、大学のオンライン講座を年間100コマ実施する場合、初期導入費用20万円程度、年間運用費用50万円程度(月額利用料及び開講手数料)。