2021年06月30日 15:35

e-CHANNELが運営する保育者向けWEBメディア「ほいくis(ほいくいず)」は、全国の保育者を対象に「保育士の職業病」についてのアンケートを公式SNSで実施した。

今回の調査では、全国の保育者のほとんどが、自身の体に何かしらの不調を感じていることが判明した。まず、9割以上の保育者が「保育者ならではの体の悩みを抱えている」と回答しており、「保育」という仕事が、想像以上に大変な仕事であることが伺える。

2問目の「一番辛い体の不調は?」という質問では、「保育士」というキーワードとともに検索されることの多い4つの体の不調に関する選択肢を用意した。その結果、57.4%と約6割の票を集めて1位になったのが「腰痛」だった。続いて「肩こり」が24.4%、「関節痛(ひざ・腕)」が10.2%、「足のむくみ」が8.0%と続いた。毎日子どもを抱っこしたり、重い机やいすを運んだりと保育現場では腰に負担のかかる動作が多いため、多くの保育者にとって腰痛が職業病になっていることが伺える。

このほかフリーアンサーでの回答として、「ひざの黒ずみが気になる」「正座をすることが多いので足の甲に座りだこができる」「腱鞘炎」などの回答があった。ひざの黒ずみは保育中にひざ立ちで移動することが多いため、こすれてしまうことが原因のよう。腱鞘炎については、子どもを頻繁に抱っこすることが関係していると思われる。これらの回答から、他の職種ではあまり見られない、保育者ならではの職業病がいくつもあることが分かった。詳しくはこちら