2021年06月21日 10:58

オーイーシーとdoは、ドローンの実技テストをオンラインで実現するドローンスクール向け「ドローン講習オンライン実技テストシステム(DROTS)クラウドサービス」を開始し、6月18日の「令和3年度大分県ドローン協議会ドローン産業振興セミナー」にて正式発表した。

ドローン講習オンライン実技テストシステム「DROTS」は、両社で共同開発されたシステムで、これをクラウドサービスで提供する。「DROTS」は、「令和2年度大分県ドローン産業研究開発事業」の採択事業としてサービス開発を進めてきた。

ドローンのオンライン実技テストにおいて、操縦するドローンをパイロットのヘッドマウント、背面、左又は右前(対面)から動画撮影し、これにプロポ(送信機)の画面動画(ドローンに搭載されたカメラの映像)とドローンの操作ログ動画を加えた5点を同期し、パイロットと離れた場所にいる試験官がドローンの飛行状況の視認性を確保し、テスト評価の判断に活用できる。ドローンの操作ログ動画では、「操作スティックの入力信号情報」をシステム画面に表示するため、試験官の判断に必要なドローンの操縦スキルの機微な部分も補う。同サービスでオンラインでの実技テストを実現することにより、ドローンスクールにおける講習・テストのオンライン化が格段に進む。ドローンの操縦ライセンスの制度化が予定される中、より効果の高い実技講習や振り返り講習、講師のレベルアップ講習等、実技講習の補強ツールとして活用の幅が広がる。

オーイーシー / do