2021年06月18日 14:24

ARAVは、後付けで建機のスマホ・PC等での遠隔操作を可能にするシステム「Model V」を提供開始する。

日本のインフラを支える建設現場では「年間死亡者数が約300人以上おり全産業の33%前後と危険な現場」、「29歳以上の就業者が11%と全産業と比較して若者の就業率が低く高齢化が深刻」、「建設/採掘の有効求人倍率が約16%と人手不足が加速」のような課題があり、安心・安全な働きやすい環境を整備することが急務だ。

同社ではこれらの課題を解決するため、建設機械をインターネット経由で遠隔操作可能なシステムを開発・提供してきた。今回、過去提供してきたシステムを改善、パッケージ化し、「Model V」として提供を開始。スマートフォンやノートパソコンなど、マルチデバイスで建設機械を独自の技術でセキュアにインターネット経由で遠隔操作可能なのは、東京大学発スタートアップの同社のみとなっている。

「Model V」はエッジコンピューターやアタッチメントなどのハードウェア、遠隔操作組み込みプログラムのソフトウェア、操作時のインターフェースを含むシステム。プロダクトを建設機械に取り付けることにより、遠隔からの操作を可能にする。スマートフォン、タブレット、パソコンといった手持ちの通信機器から操作できる。同社独自の技術により、安心なセキュリティ体制で建機の遠隔操作を利用可能だ。10~20年以上前に発売されたような古いタイプの建機でも、改造することなく後付けで装着することで遠隔操作を可能にする。

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