2021年06月16日 13:06

コーンテックは、大きな設備投資なしで勘と経験に頼らない家畜管理サービスとして、養豚農家向けAIカメラ「PIGI(ピギ)」のベータ版を公開した。

AIカメラ「PIGI」は養豚農家向けに豚の成長管理をサポートすることができる。コーンテック社は独自にAI開発を行い、監視カメラやセンサーを施設導入することで人の目を代替して豚の行動を解析。これによって、新規に施設を建築したり大きな設備投資をしなくても、IoT・AIを活用した家畜管理ができるようになり、独自の解析データに基づき、豚の個体数や体重測定・健康状態の把握のほか、施設の気温・湿度の監視し、データ管理やアラート通知を行うことが可能になる(ベータ版では一部機能を公開)。

畜産業界においては勘と経験に依存した管理や台帳記入など未だアナログな業務管理が多く、旧来の体重測定・管理方法では豚を1頭づつ体重計に乗せて計測したり目視で計測したものを台帳に記入するなど、人が介在し多くの時間をかけてきた。一方で、人材確保が難しくなっている昨今の労働背景や防疫の観点からも人の介在を減らすことが重要だと考えている。「PIGI」では養豚施設に設置したカメラの映像解析から豚の個体数を特定、さらには体重を判別し、これらの推移データを出荷予測などに活用することが可能。勘と経験に頼らず、人の介在を減らす畜産DX化をサポートする。

養豚農家向けAIカメラ「PIGI」 / 動画はこちら