2021年06月10日 17:57

はくばくは、日本トイレ研究所と共に、小学校での食育出張授業を通じて「子どもの便秘」という社会的課題を解決していくため協同して活動を始める。

はくばくが創業80年の中で蓄積してきた大麦のおいしさや機能性の知見と、日本トイレ研究所が持つ排泄に関する知見を活用し、子どもたちが自分の健康状態を把握し、健康的な食および排便習慣を学ぶ機会を提供することで、自身の体調改善に活かし健やかに成長することを協同して目指す。まずは今秋にオンラインでの授業実施を予定しており、現在プログラム作成・実施校選定を進めていく。

コロナ禍における巣ごもり生活の長期化により生活スタイルが大きく変化し、子どもたちの健康状態にも影響を及ぼしていると考えられている。日本トイレ研究所が2020年11月10~19日の10日間にわたって実施した排便記録調査によると、集計対象となった5678人のうち約4人に1人の割合である24.6%の児童が「便の硬さ」から便秘症が疑われることが分かった。小児の慢性便秘症の適切な診療方針について記載された「小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン」において、「5 歳以上の小児期に来院した便秘患児の25%程度が成人の便秘へ移行する」と記載されている。子どものうちに健康的な排便習慣を身につけることは将来に渡って健全な生活習慣を身に着けることにもつながる。

「麦ごはんですっきり教室(仮)」の第1回は9~10月実施。対象は小学校高学年(5~6年)、授業時間は45分(1コマ)。実施方法はzoomミーティングによるオンライン授業となる。