2021年05月27日 17:41

Kiraku は、休眠状態にあった、日本一標高の高い蔵元酒蔵「杉の森酒造」を運営していた、杉の森酒造を完全子会社化した。杉の森酒造は新たに「suginomori brewery (スギノモリ・ブリュワリー)」として、新日本酒ブランド「narai (ナライ)」を展開する。

杉の森酒造の日本酒は、かつては木曽五大名酒と呼ばれ、街のシンボルでもあったが、2012年に約200年の醸造の歴史に幕を閉じ、休眠に入った。この度、その歴史ある蔵元を管理していた「杉の森酒造」の事業継承をKirakuが行い、ソルトターミナルが事業主体となる小規模複合施設にテナントとして出店。「suginomori brewery」として、酒蔵再生 及び 日本酒製造を行う。

新日本酒「narai」では、日本一標高の高い立地ならではの自然の恵みである天然の山水を使用し、米は同じく標高の高い環境で育った長野県安曇野産を採用。酒造りの監修には、京都の伏見で200年以上の歴史を持つ松本酒造で杜氏を務めてきた、松本日出彦さんを招聘した。

酒蔵として再生する「suginomori brewery」は、酒造りの酒蔵としてだけではなく、「見せる酒蔵」として、宿泊施設、レストラン、テイスティングバー、温浴施設で構成された小規模複合施設に加わる。レストランと隣接する「TASTING BAR suginomori」では、ここだけでしか体験できない醸造されたばかりの「narai」を楽しめる。