2021年04月21日 18:38

ソラストは、栄養改善による高齢者の健康維持および疾病罹患リスクの軽減等を目的に、4月12日より、ネスレ日本ネスレヘルスサイエンス カンパニーと共同研究をスタート。科学的介護の実現に向けて、高齢者の栄養改善効果の研究を行い、「フレイル」からの克服を目指す。

昨今、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの高齢者は外出を控え、人と会う機会が減っている。結果、身体機能や認知機能の低下がみられる状態「フレイル」が進み、健康への影響が危惧されている。そのような中、この研究は、「低栄養」または「低栄養のリスクがある」「かくれ低栄養状態」の高齢者を早く見つけ、管理栄養士の指導のもと、データに基づいた栄養改善指導を行うことで、「フレイル」からの克服を目指すもの。また、さまざまなデータが蓄積されることから、科学的介護の実現にも期待でき、将来的には多くの高齢者の健康維持および疾病罹患リスクの軽減等につながると考えている。フレイルは、健康と要介護の中間の状態(虚弱状態)を意味する。

「通所介護施設利用者を対象とした栄養評価Webフォーム(MNA プラス)活用による栄養状態の評価に関する前向き観察研究」では、ソラストグループの通所介護利用者に対して、ネスレ日本が提供する栄養アセスメントツール「MNA プラス」を活用。「低栄養」または「低栄養のリスクがある」利用者に対して、栄養改善指導を行う。体重推移や栄養状態を測定しデータを蓄積。栄養改善効果の研究を進めていく。