2021年04月20日 07:42

主婦の友社は、4月24日に料理家・和田明日香さんによる「10年かかって地味ごはん。」を発売する。発売前から大きな話題を呼び、すでに重版が決定している。

結婚したら、義母が料理愛好家の平野レミさんだった和田明日香さん。本書で紹介するのは、和田さんが結婚以来10年、日々家族のために作り続けてきた味ばかり。和田さんが「名もなきおかず」とよぶように、茶色っぽくて一見地味なおかずたちだが、しみじみと美味しく、和田家の歴史がつまったおかずたちとなる。家族がモリモリ食べてくれる定番おかずや、ビール好きの和田さんならではの、おかずにもおつまににもなるおかず、「野菜は肉の3倍食べる」が家訓の和田家の野菜料理、さらにレミさん直伝のタレも紹介している。

「キャベツとレタスは同じ葉っぱだと思っていたほど料理音痴だった」というエピソードを持つ和田さん。今ではお米が炊けるまでの30分ほどで家族5人分の夕飯4品を作る毎日だ。特徴的なのは、料理の工程説明。和田さんが遊びにきた友達に直接教えるイメージで、わかりやすい表現にした。例えば、肉じゃがの「玉ねぎを茶色くなるまで炒める工程」について、「お肉やじゃがいもにとろとろ玉ねぎが絡む姿を想像しながら根気よく。」と説明。ほかにも回鍋肉の野菜の炒め具合を「野菜、まだちょっとかたそうだなぁというくらいで」と、作る人に寄り添うような語りが魅力となる。

「10年かかって地味ごはん。」は定価1430円(10%税込)。4月24日発売。

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