2021年04月14日 17:15

UDSは、小田急電鉄より企画・設計・運営業務を受託する「ロマンスカーミュージアム」を、4月19日より運営開始する。

小田急線海老名駅隣接地に開業する同ミュージアムは、車両展示をはじめとしたさまざまなコンテンツを通して、小田急電鉄の歴史を伝え、同社に親しんでもらう場を目指した施設。各業界で活躍するパートナーとの協働で実現したインタラクティブな体験型コンテンツを多く組み入れ、見るだけでないさまざまな過ごし方、楽しみ方ができる複合型ミュージアムとして企画された。

小田急電鉄の前身「小田原急行鉄道」開業時の車両である「モハ1」をはじめ、1957年から2018年の間新宿と小田原・箱根などを結んで走ったロマンスカー歴代5車種を常設展示。一部ロマンスカーは車両内に入ることもできる。また、新宿から箱根までの沿線の多様さを表す、約190平方メートルの巨大なジオラマをつくり上げた。刻々と移り変わる沿線のまちなみの中を、10車種のロマンスカーと5車種の通勤電車が走る。背景のパノラマスクリーン演出やジオラマへのプロジェクションマッピング、照明演出などが融合した、ダイナミックなショーも楽しめる。

小田急電鉄によって2011年から検討、準備が進められてきた本プロジェクトに、UDSは事業企画段階から参画。企画、基本設計、デザイン監修に携わり、実際の運営も手がける。鉄道ファンや子どもはもちろんのこと、幅広い層の人々に楽しんでもらえる施設として、海老名のまちの賑わい創出に寄与することを目指す。