2021年03月31日 12:33

御船印めぐりプロジェクト事務局は、旅行需要における旅客船・観光船業界の利用促進、発着地の経済活性化を目的として、4月1日より全国の船会社において順次、「御船印」を販売する「御船印めぐりプロジェクト」を始動する。

御船印は、神社仏閣めぐりで集められる御朱印の船バーションで、各社が船や航路ごとにプリント版、スタンプ版、手書きなどの印を発行し、港や船内などで販売する。利用者は、御船印の発行料を支払い、船印帳に集めて日本各地の船をめぐる、今までにない楽しい旅を楽しめる。御船印を発行する参加社は、北は北海道から南は九州の鹿児島まで、全国46社が順次開始。今後も参加社は増える予定だ。

海に囲まれ6千超の島々で構成される日本列島は、太古より舟運大国だ。先人が船に乗って海や河川に帆をあげて以来、船は地域の暮らしを支え、人や文物を運び、海上安全を祈願する人々の信仰心を育んできた。時代は移り変わり、船は移動や運搬手段としてだけでなく、観光においても多くの人を魅了している。御船印は、各社それぞれの特徴を表現しており、船旅の記憶を残すタイムカプセルになるはず。御船印めぐりプロジェクト事務局では、多くの地域や参加社をめぐった人を顕彰するため、称号「御船印マスター制度」を設け、定められた数の御船印を集めれば「一等航海士」や「船長」などの認定証を希望者に有料発行する。

公式ガイドブックは、地球の歩き方より夏発売予定。なお、5月には船旅アンバサダーの小林希さんとめぐる御船印ツアーも実施し、以降も旅行会社と連携して展開していく。

公式ホームページ